わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

太宰からの挑戦状!📚?

こんにちは。週末如何お過ごしでしょうか?
今日の東京は、晴天、じめじめとした暑さです。
ここ最近は、点訳をする時間が少しできて、まだ終えてない歴史ものもやっと1章終えました!
今日6月19日は、文豪・太宰治の命日です📚
昭和23年の今日、太宰治は愛人と東京の三鷹に流れる玉川上水に投身心中をはかりました。魅惑的文豪・太宰治の最期、太宰の生きざまをみてもミステリアス、魍魎、エロスティック、死への執着、酒を愛飲と連想させる、なにか人を惹き付けるあらゆる要素を持った人だなと感じますね。
もちろん名作たる著書も惹き付けてますよ📚
私、過去に太宰治の作品を点訳しました👀

走れメロス」「女生徒」「最期の太閤」「美男子と煙草」これらを過去に点訳した太宰作品です📚


昔の文豪の作品は単語が旧漢字やら昔ながらの表現が訳すのを悩ませます!太宰作品の点訳をしていた時は、
「どう読むんだよ!これ!?!」
「なんだこの漢字!?!」
と、かたっぱしから漢字辞書、ネット、図書館通いをして調べて訳してました。
訳していてなんだか、
「青い眼鏡君、僕がえがいた作品たちをどう点で表すかね? うん?」
と太宰から挑戦状を送られたような気持ちになったような当時は感じました。太宰がおちょこを片手に湯豆腐(太宰治は晩酌に湯豆腐をよく食べてたよう)を傍らに、ニタリと笑んでる顔が浮かんだものです🍶。
私も点訳者として頭・気持ちをフル稼働させて最後まで点をえがいて仕上げたものでした。そしてジントニックを片手にフライドチキンを傍らに、仕上げた点訳本にグラスをむけて🍷。でも仕上げた達成感はいいものです✨
今日、太宰治が住んでいた三鷹では「桜桃忌」という太宰治を偲ぶ催しを行なっています。三鷹には太宰治文学サロンや太宰の墓がある寺もあります。
走れメロス」も好きですが、私がいちばん好きな太宰作品は「女生徒」です。
来年あたりまた太宰を点訳しようか・・・
蒸し暑い時期ですが、身体に気をつけて過ごしましょう。