わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

私なりに「七人の侍」またまたまたまた続き

 勘兵衛たちは、村を見廻りむらの防備の策を練った。柵を作り、堀を作り、竹槍の訓練をして野武士の来襲に備えだした。
 その間、様々な出来事が村の中であった。侍と百姓の間での確執、葛藤、犠牲、勝四郎と百姓の娘との恋。
 百姓たちが過去に落武者狩りをしたことが発覚。侍たちが百姓たちに疑念を抱く。そこに菊千代が、「百姓はケチで弱虫でずるい…そうでもしないと生きていけないんだ。そういうふうにしたのはお前ら侍だろ!」と百姓の苦難の真の現状を泣きわめきながら、代弁する。

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 勘兵衛は物静かにうつむく。あらためてそれぞれの立場を理解し、稲刈り、整備、訓練に精を出す。そして村を守るため、離れ家3件を引き払うよう侍たちが願いだすが、離れ家の百姓たちが「自分たちを犠牲にしてまで村を守るなんか馬鹿らしい」と村の防備を放棄してしまう。だが勘兵衛が、険しい形相で立ちはだかり、「3件のために部落を危うくは出来ん。戦とはそういうものだ。他人を守ってこそ自分も守れる。己の事ばかり考える奴は、己をも亡ぼす奴だ!」と百姓たちに刀を抜いて、覚悟を迫る。その姿に百姓、他の侍たちは圧倒し、今一度気持ちを引き締める。

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 稲刈りが終わり、柵、堀を築き、来る野武士の戦いの備えが済んだその時、野武士の下っぱ3人が村を探りに来た。
 続く