燃え立つ砦から一人の女がふらっと出てきた。利吉が女に近寄り、向かい合って沈黙する。女は、野武士に連れ去られた利吉の女房だった。利吉の顔を見て、女房は炎の中に投身した。利吉が追いかけようとするが、平八が止める。その時、野武士が射った鉄砲が平八に当たった。利吉をかばい、平八は凶弾に倒れた。一人目の侍、殉職。
村に戻り、平八を弔う。その時山頂から野武士の襲来、菊千代は平八が考案した旗をかかげ、「来やがった!来やがった!」と皆を鼓舞し、野武士を向かい打つ体制に入った。平八の旗が、大風になびく。身はなくとも、平八も風となって、ともに戦う。

続く