点字のしくみ、わかりましたか?
実は点字の50音は覚えるコツがありまして、これはまあ、ちょっと出し惜しみにしちゃいます。
点訳は、PCでの点訳、点字タイプライターでの点訳、点字器での点訳とありますが、私の点訳はタイプライター、点字器をいまだ主流としてまして、点訳者それぞれで進め方は違いますが、私がしている点訳の行程を紹介したいと思います。
1.校正・・・原本をみて見出しの種類・段階を見極めて、単語の正しい読み方を調べて確認。そして墨字点訳をする。
2.墨字点訳。原本を墨字で点訳。点字はマスごとに一つ一つ書いていきます。濁音・半濁音も独立して1マス使って書きます。上のマス目の原稿用紙は私が作成したオリジナルの墨字用点訳用紙です!
3.本点訳。点字器またはタイプライターで本格的に点訳に入ります。
4.製本。本点訳がすべて済んだら表紙・目次・奥付(もちろんこれらも点訳)を加えて点字本が完成!
これが私流、点訳のプロセスです。原本のページ数によってかかる時間もちがいます。ページ数も原本が約30ページあったら、点字に訳すと大体倍の60ページになります。
さあ、いよいよ本点訳に入ります。今日は清々しい秋空でした。動いてたら暑く感じましたが。これでコロナが解消されたら・・・
ついこの前まで行なった校正、墨字点訳の光景です。