わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

20年経ちました!私と点字・続き

 緊急事態宣言も延長になりました。今日の東京は暑いという予報が意外と涼しい気候でした。

 では、前回の続き。

 通信教育の学習期間は6ヶ月。「6ヶ月で終わるわけないじゃないか~」と1年はかかるとみて、自分のペースでひとつひとつ基本を学んでいくことに決めた。通信教育の会社に学習期間延長の申し込みをして期間を1年に延ばしてもらい余裕をもってすすめていきました。
 点字の手書きに慣れるまで書くたびに肩がこり、たまらん状態が発生!当時の職場の近くにあった香港式指圧の店に行ってほぐしてもらい「これは水がたまっているみたいに方がはっちゃってますよ~」と言われる始末でした!2,3か月は肩こりとのつきあいでした。
 学習は6つのカリキュラムで構成されて、カリキュラムごとレポート課題を提出しないといけない。レポートは郵送で、書いた点字が郵送の最中でぶつかったりしてつぶれないようしっかり封筒を梱包して送り、採点されて返送されてくる。講師の採点者からのコメントつきで1回目は「肩がこらないよう気をつけて下さいね」とありました!
 一歩一歩学ぶことに点字の奥深さ、面白さ、視覚障がいの福祉事情を知っていく自分!半年くらい経つと肩こりも消え、点字を書くのも慣れてきて10ヶ月(翌2002年3月)に全てのカリキュラムを終了しました。
 点字を学ぶ前は、「なにか暗号を覚えたい、学びたい。利益になるならないは関係なく、何かひとつのことを身につけたい!」
 という思いから始めた点字。通信講座のチラシをみて、初めは点字か速記のどっちを勉強しようか迷い点字講座のチラシに載っていた点字の写真(駅の料金案内、道案内の点字表記)をみて「あっ、これは50音の「あ」を表しているんだ!あれ、これは数字を表す時に必ずでてくる記号だなあ!」と「おっ!わかる!わかるよ!」とわかってしまう自分に感極まっていた私!

 「これは始めるべき!決めた!」

 これが私の福祉への扉を開きだした我が福祉事始でした!

 (続く)

 

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