わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

いつの世にも・続き

 いじめは「犯罪だ」。いじめの訴えを笑って聞き流している輩、からかったりちょっかいをだしたり、暴力をふるう加害者がいじめをしているとも思わず認識もしてなく日常を過ごしている輩。
 私は小中学校時代、そういう輩を何人か見てきた。中学の時、ある生徒A君が同級生のBからヘアスプレーを背後からかけられ、Bが「それ脱毛のスプレーだよ」と言っておどかしA君はすぐ手洗い場の水道の水で備え付けの石鹸を泡立て髪につけてゴシゴシ洗っていた(A君は皆からちょっかいやからかわれたりと毎日におもしろがられていた)そのことをある誰かが先生に言ったところ、「A君はおもしろいんだよね~バカにしている訳じゃないんだけどね~そんなことがあったのか~」とあまり大事にかまえていなかった様だったと後から聞いた。結果、先生がBに注意し謝らせてこの件は済んだのだが、先生もBを含めた生徒も、A君が単におもしろいからとそういうちょっかいやからかい、ひやかしをしていることがA君を悩ませ傷つけていたということに全然気づいていなかった、いじめている意識も全然なかった。
 「彼」の手記をニュースで聞いて、本当に悔しさを感じる。災害がなければまだましな生活がおくれたろうに、「彼」が書いた
 「いままでなんかいも死のうとおもった。でもしんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」
 何年もつらい目にあってきて、気持ちに余裕も全然ない逼迫な状態だったろう。手記のこの部分をみて‘彼には強さがある!‘‘根気をしっかり持っている!‘‘前向きに歩いていける力がある!‘そして‘弱い人を思う気づかいがある‘と私は感じた。死ぬことを思いとどまってくれた。これからさきの長い人生、しっかりと目の前をふまえて色々と経験して自分自身を築いていってほしい。自分の勇気を大事にしてほしい。
 「彼」の手記での気持ち、教育者側の大人たちに‘見習え!‘と言いたい!しっかりいじめの問題に真正面から取り組め!へたにかまえて現状から避けるな!生徒たちを見落とすな!


 「点字に表したいマイ・フェイバリット・ソング」17曲目♪

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 (訳)
 夢が迎えに来てくれるまで震えて
まってるだけだった昨日
 明日僕は龍の足元へ崖を登り
呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
 銀の龍の背に乗って届けに行こう
命の砂漠へ
 銀の龍の背に乗って運んで行こう
雨雲の渦を

 中島みゆき銀の龍の背に乗って」のサビの部分です