わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

Brailleの奏~かなで~ 頂上・1/27.2024 

 こんにちは。毎日朝晩は寒さが辛くてなりません。北陸も雪の影響が止まない、新幹線は停電で止まってしまう、今年初めからこう災害・事故が続くのだろう~目を覆いたくなるような日々ですが、なんとか前向きに進んで行きたい!

 今日の東京は晴れ。私の机の左10時方向にスカイツリーが澄み切った青空をバックに佇んでいます。 今、点訳関連が一作業済んだところで、

       Brailleの奏~かなで~
        ・・伝えたい、繋ぎたい点で描いたストーリー・・

 今年はしょっぱなから2作品を同時に点訳と発表した私青い眼鏡。経過状況の更新が先延ばしになってしまいまして失礼しました。

 まず、富嶽百景太宰治から。
 今さっき校正、墨字点訳が終了しました👀

 

 正月早々から始めた墨字点訳👀昔のふりがなや漢字が多く調べまくりで辞書とスマホが片時も欠かせませんでした👀

 点訳の決まりとして、歴史的仮名遣い(昔の表し方、古い表現)は現代語仮名遣いで訳すということになっています👀正しい読み方をしっかり調べて。仮名をふり、色のチェックがあちこちに。
 「富嶽百景」は太宰の昭和14年発表の作品。私が高3の時、国語の授業で出てきました。太宰が東京での暮らしに詰まりを感じた時期、甲州山梨県)の御坂峠に赴き、師である井伏鱒二の助けのもと執筆に励み、富士の場景と相まみえる

 「富士には月見草がよく似合う」

 この太宰が記した一節は太宰好きな人たちのなかでは有名な名言になっています。
 そしてこの作品のなかで、太宰が正妻となる津島美知子と馴れ初めが書かれています。

 しかし、昔の表現は文字に魅力はあるが、訳すのははっきり言って難儀です!「ストーブ」を「ストヲヴ」と表現されていたり。レトロな感じがするのでそのまま点字で表したいなとも思うんですが。

 ひととおりの墨字点訳も済み、これから本点訳に入ります👀

 

 午前10時の墨字点訳の場景📖右にお地蔵様の微笑みと政宗&愛姫のまなざしをエールに。左にブラックコーヒーと明治ホワイトチョコレートで英気を養って。

 もう昼ですね!続きますが、一旦このへんで。本日も今夜は夜勤。今、暖かい陽が私の右4時のところの背と腰に当って暖を得ています。

 寒さが和らぐと天気予報で言ってましたけど、気をつけて週末をお過ごしください。