「点字に表したいマイ・フェイバリット・ソング」30曲目♪
(訳)
淡き光立つ俄雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から
ひとつひとつ香り始める
それはそれは空を超えて
やがてやがて迎えに来る
春よ遠き春よ瞼閉じればそこに
愛をくれし君のなつかしき声がする
春よまだ見ぬ春迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の眼差しが肩を抱く
松任谷由実「春よ、来い」のでだしとサビの部分です
この曲を聴くと、光太郎さんが花巻の山荘で一人暮らしている時、春の季節に瞼を閉じたさきに智恵子さんの静々と笑みをつくった姿が現れて、囲炉裏をはさんで向かい合って愛や夢を与え合い、語り合っているかのような情景を勝手にイメージしてしまいます。かたちなくしても愛は想い出としてずっと人の心と同化していくものですよね。