わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

Brailleの奏~かなで~ 八章・6/12 師匠さんの感覚 

 こんにちは。今日の東京は雨☂午後は止むとテレビでは言ってますが・・・

 奥州旅行の記事がほとんどでしたが、点訳の方を👀

       Brailleの奏~かなで~
        ・・伝えたい、繋ぎたい点で描いたストーリー・・6/12

 先週土曜、「アオハル編」8章の点訳チェックを師匠さんとお手合わせ願いました。前回は8章は途中までだったので、今回はコンプリートした8章を師匠さんと。ジローさんにはすいませんが、面白ろ楽しき笑いありのお手合わせでした。

 

surrealsight.hatenablog.com

 特に、授業のシーンは二人で大笑いして!師匠さんも色々と想像力をフルに点字をたどっていましたよ👀

 「高校生で漱石のこころか~」

 「こりゃあ、きついな~」

 「そりゃあ、だれしもそうなるわ~(教師にさされないよう、うつむいている生徒たちの場景を想像しながら)」

 と話しながら、和気あいあいとすすめていきました。久しぶりに

 「これこそ本来の自分が望んでいるボランティアのやりとり、シチュエーションなんだ」

 ボランティアの活動者と当事者とのこのやりとりこそが、本来の活動で、学びとなり、交流となり繋がりを築いていくんだと。これこそ基本だと👀

 前回の記事で、師匠さんの鋭い感覚に遭遇したと書きましたが、それは、ジローさんについて、

 師匠さん 「この作者の人は教員の仕事か何かしてる人?」

 と私に訊ねてきたんです!

 青い眼鏡 「サラリーマンですけど、大学が教育学部出身みたいですよ」

 師匠さん 「やはりそうか~」

 青い眼鏡 「同期の人たちはその道に進んでいったようで、ジローさんはまた別な道で・・・」

 と。私は、ジローさんのプロフィールはまったくなにも話していないんですよ!よう感づくな~!と驚きました!ここまで1章~8章までお手合わせいただき、その経緯のなかで気づけたのか?
 師匠さんは全盲。けっこう感覚はなにかと冴えているのは、かれこれ20年近く関わっていてわかってはいるのですが、これは本当に驚きました!他のエピソードでは、私が点字の原稿をトイレに持ち込んで長い時間トイレにいて、その後その原稿のチェックをお願いしたところ、

 「トイレに持って入ったでしょ!」

 と言われ、トイレでは私、『小』の方しかしてないですよ。手も当然洗いましたよ!「なんでわかったんだ~!?」と目が見開いちゃう私。

 師匠さん、曰く!

 「芳香剤の香りでわかった」

 と。原稿紙に芳香剤の香りが染み付いてたようです。そういえば、原稿の入ったケースの横並びに芳香剤が置いてあったような・・・

 「はあ~~~!」

 納得を示す青い眼鏡でありました。断っておきますが『大』の匂いは全くありませんので。それをしている人はその時いませんでした。

 障がいの当事者と関わるといろいろと教わることができます。話題もできて交流も築けます。

 このやりがい、ずっと活かしていきたいです。では久々に公也男子にこの歌を(^^♪

  ・・・点字に表したいマイ・フェイバリット・ソング♪212曲目・・・For.公也

 

 (訳)

 教えられたものだけじゃいまいち完成
しないんだ

 計算は合ってるはずなのに

 型にはめ込まれたってきしんだレールの上だって

 負けじと明日へと向かう

 

 踊りながら

 羽ばたく為のステージで這いつくばっていても

 踊らされてるのも随分前から分かっていて

 それでもそれでも

 また踊りながら必死で生きているんだ
理想の未来なんて

 用意されていないでもその中で
願ってるのさ

 ああ光を光を

 

 夢をみては打ちひしがれて

 立ち上がってはまた憧れてさまよって

 自分を知った気になって

 また分からなくなるそんな

 青い春と言う名のダンスを

 

 back number「青い春」の歌詞です
 公也の心境、モヤモヤたるものをback number謳っている!と感じた詞でした。

 ジロー (id:surrealsight)さん、すいませんでした。なんか勝手に私と師匠で話してしまって。楽しく読ませてもらっています。「プリッツ編」の話をチョロっと師匠さんに話したら、興味を持ったようですよ👀

 週のはじまりです。皆さん、よい1週間を。

 点字いちらん表は下記をどうぞ👀

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