わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア23年目です

ポケットの増える季節

 今日は、昼間はそこそこいいんじゃないかと思えた天気でしたが、予報通り午後から降ってきましたね
 徐々に寒くなってきてまだエアコンの世話にはなっていませんが、何枚か着こなすようになりだしたなあ。着こなした分、ポケットの数が増えていって「財布はどこだ~」「ケイタイがない~」等と一日に何度も身体のあちらこちらをまさぐる日々で、根が心配性の私はその度に不安にさいなまれてます。
 これは認知症の人の場合も似ていて、認知症の人の場合、服にいくつもポケットがあると自分でしまった物がどこにしまったかわからなくなって(忘れているケースもあるが・・・)例:ズボンの後ろのポケットに物をしまって、いざ探そうと前側のポケットだけ触ってみて、後ろのポケットにしまったことを忘れてしまっている、または後ろのポケットの存在を忘れてしまっている。そして「ない、ない~」と`盗まれた‘と思い込んだり、物を探しに外に出て行ってしまって`徘徊‘に至ってしまうというふうにおちいってしまうケースがあります。それで対策として、認知症の人の服のポケットのくちを縫い付けて使えないようにする、身体の前側のポケットを2つくらい残して、後ろのポケットや内側のポケット等目につかない箇所のポケットは使わせないようにしてしまう方法をとることがあります。あと貴重品等は持たせず必要な物だけを目につくところ、すぐ触れてわかるところのポケットにしまうようにする。ポケットの数は3つぐらいにする。というような、物がない~と混乱が起きないような対策をとったりします。
 コートのポケット、シャツのポケット、ズボンのポケットとなんだかひとつひとつ増えていく感じがしますね。しっかりと管理しましょう