わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

私なりに解説「七人の侍」また続き

  侍探しに乗り出した勘兵衛と五郎兵衛。勘兵衛はかつての部下(子分というか家来というか)と町中で再会。勘兵衛の依頼を笑顔で承諾。勘兵衛から"儂の古女房"と称されている従順かつ配慮深い愛想の良い、槍の使い手の浪人。
  浪人の名は七郎次 三人目の侍、今此処に。
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  五郎兵衛は町のはずれにある茶屋で薪割りに勤しむ浪人を見つける。威勢良く薪を割る腕を見て「かなり人を斬ったのでは…」との五郎兵衛の問いかけに「斬りだすときりがないのでな…斬る前に逃げることにしておる」ととぼけをかます。「野武士を30人程斬ってみる気はないか?」と五郎兵衛の勧誘についていく浪人。剣の腕は中の下(五郎兵衛曰く)、勘兵衛に「薪割り流を多少使います」またとぼけをかます。陽気かつユーモアのあり、その奥には人への情けと信念を持つ、雰囲気作りが得意。
  浪人の名は林田平八 四人目の侍、今此処に。
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  勘兵衛は、原っぱで浪人二人が剣の腕比べをしている場に居合わせる。初めは竹棒での勝負だったが、納得がいかず真剣で再度勝負を。真剣を抜き無表情かつ冷静に構える痩せ身の浪人、まさに剣と一心同体の如く「愚かな、勝負は見えている」と勘兵衛。対する大柄の浪人を一太刀で斬り倒した。「自分を叩き上げる、それだけに凝り固まった男」と称す勘兵衛。勘兵衛の勧誘を一度は断ったが、加わることを決心した。
  浪人の名は久蔵 五人目の侍、今此処に。
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  そして六人目と七人目は…
  続く