わたなべさんの青いめがね

点訳ボランティア22年目です

現在を(いま)信じて・・・続

 アメリカで好きな映画の都を満喫し、前向きにしてくれた刺激を土産に、1週間の旅行を終えて帰国。帰国の2、3日前くらいから「早く日本に戻って始めたい!」という衝動にかられていた。帰国してから「さあ、何を勉強しようか~まずは手に技術をつけたい」と想い、その時TOKIOの「鉄腕DASH」を見ていて、何か暗号、外国語(ヘブライ語のようなミミズの絵のような)文字を解読して内容を知るみたいな企画をやっていて、その文字が速記の字でそれを解読のためにTOKIOがプロの速記者のもとに行って解読してもらうっていうんだったか・・・見ていて「暗号っておもしろそうだな、覚えたら何か得かもな~」とここで暗号に興味を持った僕。すぐ通信教育の案内チラシを見ると速記講座を発見。速記講座の下の行目のところに点字講座を発見点字も暗号みたいだし、覚えれば役に立つかも~」と両方の講座の資料を請求。そして両方を比べて点字講座の資料に載っている点字を見ていると「この点字は50音だな!」「この記号は数字を表すのに必要なんだな!」「濁音はこの点一つで表すんだ!お~なんとなくわかるぞ!わかる!」とわかってきている自分に感激し、資料を熟読する僕「これはもう点字だな。点字を始めてみよう。後々のことは考えないで、いま始めることだけ集中しよう」さわりほどの点字のしくみを知って感動した僕。これはもう点字講座に決定!また点字講座のほうが速記講座より2千円安かったというのもあって点字講座を申し込んだのである教材が届き、テキスト、点字器、点字用紙等一式が揃っている。生まれて初めて生で見た点字の道具興味津々!そして緊張!の板挟み。「さあ!」と一息ついて表紙を開き、テキストの1ページ目を開けた。
 2001年5月27日、僕の点字の勉学事始だった
                                (つづく)